おはよう御座います。アクウォーです。
最近、子役をやめてYouTuberになりなさい!と言い続けていますが、根強い人気を誇る子役業界。彼らのCMやドラマ、番組出演料(ギャラ)はどのくらいかのか大解剖していきます。
うちの子も子役にさせてみようかしら。
テレビに出たりするといくら位稼げるのかしら?
子役のギャラを大公開しちゃいます。
基本的には子役のギャンティーを公開することはありませんのであくまで参考値として見てください。なお数字は元子役事務所マネージャーをやってきた経験と、様々な情報源から収集し信憑性と平均等を考慮し算出しています。
子役の5段階ランクとそのギャランティ
民間ドラマ 1話あたり | NHKドラマ 1話あたり | メインCM | サブCM | バラエティ | |
---|---|---|---|---|---|
SS級 | 25万円 | 15万円 | 1000万円 | 10万円 | |
S級 | 6万円 | 5万円 | 200万円 | 5万円 | |
A級 | 5万円 | 2万円 | 10万円 | 7.5万円 | 3万円 |
B級 | 3万円 | 2万円 | 3万円 | 1万円以下 | |
C級 | 1万円以下 | 1万円以下 | 1万円以下 | 1万円以下 |
上記の表で特に飛び抜けているのが、メインCMのS級・SS級のギャランティーですね。大手スポンサーの大きな予算を短期間でその日につぎ込むので出演者としてはかなりコスパの良い出演になりますね。元子役の方が当時の感想で、「まるで王様になった気分だ。」とおっしゃっています。
2012年には芦田愛菜ちゃん・鈴木福くんがSS級子役でしょうし、ここ最近だと寺田心くんがS級~SS級ではないでしょうか。
黒字にするにはS級子役以上
親御さんもちょっと調べると、子役になってCMに出演すると結構儲かる、知名度が上がるとわかり、それを目指して子役業を頑張っている方も多いかと思います。子役登録者数が4万人だとすると、以下のような割合になると思います。
子役事務所は、入会金や授業料、普段の衣装代、レッスン当日の弁当やコーヒー代等を含めると専門学校や大学の年間授業料くらいになりますので、それをペイできるくらい稼いでほしいと思うのならば、上位45名(1000人に1人)に入らないといけないと思います。それ以外の99%の子役たちはほぼ赤字だと思っていいです。
その1%の枠に入るために貪欲に必至に親御さんが張り切ったところで、子役たちは演技やダンス練習の成果を出せなかったことの方が辛いと思いますし、出演するまで親御さんは本音で褒めてくれないでしょうし、子供の気持ちとしてはだいぶ落ち込みます。
別に上位1%を狙って子役事務所に我が子を入団させたわけじゃないと思っていても、そういう世界にいる時点でセンシティブな子供達は敏感に反応します。
2020年代は子役ママならぬ、YouTuberママが急増する
若者のテレビ離れは思った以上に進んでいると思われます。子供達に「好きなタレントは?」と聞くとテレビタレントではなくYouTuberの名前を挙げます。2000年~2015年のデータですがテレビ視聴時間推移とインターネット利用時間推移を見ても、これからの令和は確実にネット(YouTuber)に露出したタレントにお金や注目が集まります。
テレビ | 2000年 | 2005年 | 2010年 | 2015年 |
---|---|---|---|---|
13-19歳 | 175分 | 150分 | 110分 | 70分 |
20代 | 175分 | 165分 | 150分 | 105分 |
30代 | 195分 | 165分 | 165分 | 150分 |
40代 | 195分 | 175分 | 165分 | 155分 |
50代 | 210分 | 190分 | 210分 | 190分 |
60代 | 265分 | 255分 | 265分 | 275分 |
ネット | 2000年 | 2005年 | 2010年 | 2015年 |
---|---|---|---|---|
13-19歳 | 5分 | 85分 | 80分 | 100分 |
20代 | 15分 | 80分 | 100分 | 150分 |
30代 | 10分 | 45分 | 80分 | 100分 |
40代 | 10分 | 40分 | 75分 | 80分 |
50代 | 10分 | 20分 | 45分 | 60分 |
60代 | 5分 | 5分 | 20分 | 30分 |
10-20代のテレビ離れとネット利用時間の増加は顕著ですね。あと5年10年すればもっともっと差が大きくなると思われます。それを先読みしてキッズユーチューバーとして活躍されている方は2020年現在でも結構いらっしゃいますし、キッズのジャンルはレッドオーシャンだという方もいらっしゃいます。子役として黒字になるS級クラスの人数よりもしかしたらキッズユーチューバーの方が数は多いかもしれません。
そして、キッズユーチューバーはジャンルにもよりますがチャンネル登録者数が少なくてもPDCAサイクルを自分たちで全て行うため、動画投稿毎に意義があると思っています。そちらは以下の記事で詳しくの出ているので時間があれば読んでみてください。
レッドオーシャンで参入するのは難しいとされているキッズYouTuberですが、それは子役界でもレッドオーシャンなのに今日まで人気があったのと同様、キッズユーチューバーも確実にこれからも増えます。それはYouTuberママの後押しがあるはずだからです。
10年後にはYouTuberなりたくもないのにママがやれやれ!とうるさい。という時代が来るはずです。その時はまた新しいプラットフォームに素早く移動するしか親子の同意はないでしょう。
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