お子さんの写真をSNS投稿することは実は恐ろしいこと

ブログ

おはよう御座います。アクウォーです。
今日は当たり前だと思っていた、親御さんによるお子さんの写真の取り扱いについてドキッとした記事を見かけましたので、それについて自分なりに考察してみました。

SNS晒されチルドレンの逆襲--訴えられるスマホネイティブの親たち
今回は少々目先を変えて、スマートフォンネイティブの親たちが引き起こしている危険性と、それがスマホネイティブ世代に及ぼす悪影響、子供写真をSNSに公開する際に注意したいことについて考えていきたい。

一応フォトグラファーをやっていまして、お子さんのポートレートや公園遊びの写真を撮ることに特化して活動してきました。良かれと思ってお子さんの成長記録のお手伝いの感覚で何の疑いもなく一生懸命取り組んできました。どちらかというとポートレートというよりスナップ写真寄りで、ちょっと不意打ち的な変顔とか苦しい顔なんかも残していきたい、という気持ちがあって、もしかしたら思春期へと成長したお子さん本人が、「実はその写真公開してほしくないんだよなあ。」って思っている場合も大いに考えられるなとドキッとさせられました。
上記の記事では、SNSでの写真公開で親を訴えた18歳少女について述べられています。彼女のトイレトレーニングなどの画像500枚がFacebookに載っていて何度も削除依頼しても、親は著作権・配布する権利があるとして裁判になった件。
フランスでは、本人の同意無しで写真を公開すると、1年の懲役または4万5000ユーロ(550万円程度)の罰金が課せられます

ここが盲点になってると思うんですよね。子は親の所有物。そう思い込んでる親御さんが写真の公開だけでなく普段の学校や生活においても親の意見が何でも上回ってしまう。子供の人権を訴えることが盛んになっていますが、訴えるということはそもそも今までは出来ていないことだから目標設定してるんですよね。
写真の公開においても私の著作物は親御さんやクライアントだけにしか確認していないので、今後必ず子供にも撮った写真を見せて確認させるようにしようかなと思います。ただし、乳幼児はその判断がもっと鈍いか出来ない場合があるので、そこは大人がお子さんが大人になった時も恥ずかしくないように公開はせず家族だけで共有するなどやり方はあると思います。

日本で今はそれ程大きな問題になっていないのが逆に恐ろしい事態をもたらすのではないかと不安になってきました。親が子の写真を撮ることは普通だけど、InstagramやFacebook、Twitter等で全世界に公開する事ができるというのがここ15年位で大きく違う。
20歳以上の方ならギリギリ、トイレトレーニングの写真を撮られてたとしてもL版の写真プリントで家族だけで共有される場合というのが大半かもしれませんが、未成年の子たちはスマートフォンネイティブの親御さんが全世界に公開までしてくれてる可能性は大きいですね。
全世界という範囲は特に気にしてはいないのですが、恐ろしいのは、SNSの「おすすめユーザー」「知り合いかも?」
などと電話番号登録している知人や友人にSNSでつながることによるリスクです。これによって隠しておきたかった知人にもバレてトラブルになるのでしょう。
しかも親自身は顔出さないかモザイクするのに、子供のトイレトレーニングは公開するのかよ、というギャップが腹ただしいのかもしれませんね。
「うちはトイレシーンなんかをアップしてないわ」という親御さんであっても油断は禁物でしょう。変顔やしかめっ面した顔でも、思春期の子には敏感になる時が来ると思います。
子供の気持ちをちょっと先まで予測して(乳幼児)、そしてその瞬間にもきちんと確認して(児童期以降)うまくSNS利用をしてほしいなと思います。
そしてトラブルになる前に、もっと親子のコミュニケーションをしっかりとっていきたいものです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました